銀鏡塗装について
銀鏡塗装とは

銀鏡塗装とは、メッキ塗装技術の一種で、鏡を作る時にも用いられる「銀鏡反応」という無電解メッキを利用した科学反応で 「銀塗装」する技術のことです。
高い反射性と耐久性、そして美しい鏡面・デザインを叶えることが出来るため、車両部品や電子機器、家庭用品、建築材など、幅広い素材・業界で採用されています。
銀鏡塗装の特徴
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抗菌性・殺菌性
純銀に含まれる銀イオンが細菌の繁殖を抑制するため、衛生面でのメリットがあり医療機器などへの応用も進められています。
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光熱反射率
銀によって可視光や赤外線を効率的に反射し、熱の吸収を抑える効果が期待でき、ディスプレイや反射板などの用途にも活用されています。
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光反射率
銀鏡塗装の反射率は約97%と非常に高い光反射率を持ちます。これにより、鏡面仕上げの美しさや光の演出効果が際立ちます。
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高電導性
電気を通さない素材にも銀鏡塗装で通電性を付与することが可能です。これを活かし、電子部品や特殊用途の導電膜としても利用されています。
笠間塗装の強み

素材を選ぶことなく幅広い製品への対応が特徴でもある銀鏡塗装。笠間塗装では、1点からでも塗装をお受けしています。どんなものでも構いません。お客様の理想を叶えるお手伝いをいたします。

笠間塗装では、銀鏡塗装を専門としている高い技術を持ったプロが塗装を行います。グラデーション等のデザインや複雑な形状の細やかな塗装でも自信を持って対応することが可能です。

銀鏡塗装専用の塗装ブース、銀鏡塗装専用の乾燥炉を完備しておりますので、銀鏡塗装の会社では珍しい大きな物のご依頼をお受け出来ます。また大量生産の実績もあり、ご要望への柔軟な対応も可能です。
塗装の流れ
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1
アンダーコート + 乾燥
- 下処理後、専用アンダーコートを製品表面に塗布
- その後乾燥
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2
エージング + 表面洗浄・調整剤塗装
- 常温で約3時間以上放置
- 素材の表面に付いているほこりなどを純水を吹き付けて洗浄
- 銀鏡反応しやすくさせるため、表面に調整液を塗布し親水化させる
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3
銀鏡化・洗浄
- 調整液を洗浄後、銀鏡反応液と還元液を専用二頭ガンで同時に塗布し、洗浄を加えながら純銀の膜を作り銀鏡化
- 銀鏡化後、すばやく純水で表面を洗浄
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4
エアーブロー・乾燥
- エアーブローで吹き飛ばし、表面の水分を飛ばす
- 乾燥
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5
トップコート(着色)・乾燥
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トップコート塗布
着色の場合、トップコートに着色剤を混ぜて塗布
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乾燥
完全硬化には5~7日程かかります。
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よくある質問
- 銀鏡塗装と通常のメッキや塗装との違いは何ですか?
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銀鏡塗装は、銀を使用した特殊な塗装技術で、高い光沢感と金属のような仕上がりを実現します。
メッキと異なり、銀鏡塗装は樹脂やガラスなどの非金属にも施工可能で、より軽量かつ柔軟なデザインが可能です。
- どのような素材に塗装できますか?また、塗装できないものはありますか?
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プラスチック、ガラス、金属、セラミック、木材など、さまざまな素材に対応できます。
60度の温度・溶剤に耐えることができるものであれば、基本的には塗装が可能です
- 銀鏡塗装の耐久性はどのくらいですか?
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使用環境にも左右されますが、適切な保護処理を施すことで、傷や劣化を防ぎ、長期間美しい状態を維持できます。
- 屋外使用は可能ですか?
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追加のトップコート処理をすることで耐候性を向上させ、屋外での使用も可能です。
看板や表札へ塗装を行うご依頼も多くいただいております。
- 銀鏡塗装の価格はどれくらいですか?
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塗装する素材や仕上げの種類によって異なりますので、お見積もりをお気軽にお問い合わせください。
お問い合わせはこちら
お写真の送付・寸法やご希望の数量、材質もお伝えいただけましたらより正確なお見積りが可能です。
- 個人でも依頼できますか?また、依頼できる最低個数はありますか?
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はい、個人の方からのご依頼にも対応しております。
1点よりお受けしており、企業・個人問わず、オーダーメイドの銀鏡塗装を承ります。
- 塗装できる最大の大きさはどのくらいですか? また、量産の依頼は可能ですか?
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笠間塗装では、2m四方の大きさのものへも塗装が可能です。
量産のご依頼も実績がございますので、まずはお問い合わせください。